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学術研究を支援する オランウータン・リサーチセンター

活動報告report

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オランウータン・リサーチセンター2017年 活動報告

2017年5月18日〜5月25日
事務局長の久世がボルネオ島に渡航し、ダナムバレイでオランウータンの調査を行いました。
写真を交えながら、現地での様子など報告いたします。

↑今年の1月から安定した調査チーム。3〜5月は果実が少なく、オランウータンが見つからない日も多かったですが、頑張ってデータを、とってくれました。


↑今はマメ科のスパトロブス属の若葉の季節。ダナムバレイのオランウータンの果実欠乏期を支える、大事なフォールバック・フードです。


↑ボルネオ・フォレストロッジのキャノピーウォークの改修工事が終わっていました。 以前より距離が少し延びたかな?と思います。


↑キャノピーウォーク。


↑こちらはダナムバレイに行く途中に出会った、ボルネオゾウの群れです。


↑合計20頭以上の群れが数百メートルに散らばって採食していました




2017年5月20日(土)
理事の田島が、京都大学で開かれた「保護保全についてのドキュメンタリーナイト」にゲストとして参加しました。
イベント詳細

ボルネオ島の環境破壊を題材とした、イギリスのドキュメンタリー映画
"Terry Prachett: Facing Extinction"を上映し、 田島がスライドで内容の補足を行った後、様々な国籍の参加者の質問に答え、討論をしました。

マレーシア人参加者からは、マレーシアの都市部でオランウータンに対する関心が乏しい背景として、 学校教育で取り上げられることが少なく、オランウータンが絶滅の危機に瀕していることを知らないという問題があるのではないかと指摘がありました。


↑映画を上映


↑スライドで内容を補足、質疑応答する田島

2017年3月9日
ダナムバレイで共同調査・研究をしている京都大学の蔦谷匠が、2017年3月9日に、マレーシア・サバ大学(UMS)にて、オランウータンの生態と保全に関する講演をしました。
この講演は、UMSと東京大国語大学の交換セミナーに招聘された演題のひとつとして行なわれたものです。
【↓発表のスライドを公開しました(2017年4月20日)】
発表は英語でしたが、スライドを日本語訳し、著作権などの問題を解決して、以下のリンクにアップロードしていただきました。
オランウータンの生態や現状について、たいへんわかりやすいスライドになっています(合計29枚)。
是非ご覧ください!
スライド【オランウータンの生態と保全】|SlideShare



CC-BY-NCのもとで、ほかの方であっても利用が可能です。
2017年3月25日〜3月26日
霊長研で第46回ホミニゼーション研究会が開催されました。
事務局長の久世がオランウータンの雄の二型成熟やライフヒストリーについてお話し、
理事の田島と共同研究者の蔦谷がコメンテーターとして登段しました。
研究会の後は、今後のおらけんの活動や、ボルネオ島での調査研究、特に夜間観察を準備について打ち合わせを行いました。




↑コメントする蔦谷

↑(左より)事務スタッフ、久世、蔦谷、田島
2017年3月20日(月・祝)
動物園大学7@愛媛県立とべ動物園において、ポスター発表。事務局長の久世が著者に入っているポスターが3題、発表されました。 他にオランウータンのポスターが1題あり、比較的オランウータンの発表が多かったです。




↑おらけんのパンフレットも設置しました





2017年1月30日〜2月12日
事務局長の久世がボルネオ島に渡航し、ダナムバレイでオランウータンの調査を行いました。

1月30日にクアラルンプール経由でコタキナバルに入り、31日〜2日は、コタキナバルで共同研究者や現地の協力者、関係機関の担当者達と打ち合わしました。
2月3日にダナムバレイに移動し、11日まで滞在し、12日の深夜にコタキナバルを出発する直行便で帰国しました。

1週間ほどの滞在、雨季で果実も少ない時季ですが、若雌1頭、フランジ雄2頭、母子1組の計5頭を観察することができました。 フランジ雄が母子の近く(30m位の距離)で、ロングコールを発し、立ち枯れ木を倒す「snag crashing 」という行動(ナショナル・ジオグラフィック12月号の特集にもイラストが掲載されている行動)も観察しました。

ロッジが新しく切り開いたトレイルの確認もしましたが、その時にスイロク、ゾウ、マレーグマなどの痕跡も見ることができました(写真)。 また、夜間観察に必要なバッテリーなども、ダナムバレイに入る直前に現地で調達し、撮影機材のテストなども行いました。

昨年から試行錯誤していた調査助手ですが、ようやく新しい人が2人決まり、ようやく安定した調査体制を整えることができました。
これも一重に、ご支援いただいている皆さんのおかげです。ありがとうございます。
今後も活動予定やオランウータンに関する情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。


↑バナナ コウモリ(バナナの葉の中で昼間は休息する果実食性のコウモリ)


↑ゾウの足跡(手前)とゾウの食痕(中央).トゲだけのラタンを食べていた


↑若いフランジ雄のゴテン(Gotenz)


↑調査助手のPeoがヒル(Tiger Leech)に「悪い血」を吸わせる民間療法をしていた


↑夜間観察用の撮影機材のテスト.カメラが向いている方向にネストの中で休んでいるオランウータンがいる


↑調査助手達(左:ジャイディ、右:エルニー、中央:ピオ)


↑マレーグマの爪痕??


↑樹上40mの高さでくつろぐ母子(左:母親のYanti、右:娘のSeli).キャノピーウォークから撮影

2017年1月28日(土)
〜29日(日)
第61回プリマーテス研究会(会場:日本モンキーセンター) において、オランウータンに関する発表を行いました。
金森と久世が28日(土)の午前にオランウータンに関する口頭発表、
田島と久世&中村が28日の夕方にポスター発表を行いました。

 
役員3名集合の写真です。(左より、久世、黒鳥、金森)
国内での講演も、マレーシアでの調査も、交代(分担)で行うことが多いので、この3人がこうして集まれるのはけっこう珍しいです
(田島は準備の都合でこの時別の場所にいました)。
2017年1月22日(日)
事務局長の久世が大阪で「ナショジオ12月号オランウータン特集を読もう!in大阪」と題した講演会を行いました。

会場:cafe *kirin*(大阪市天王寺)
ナショナルジオグラフィック12月号掲載されたオランウータン特集「樹上の危うい未来」を久世が監修した縁もあり、この特集の解説と、オランウータンに関する疑問・質問に久世がお答えしました。
当日は26名様のご参加をいただき、質疑も活発で大変盛況に行うことができました。
事前質問には多様なご質問をいただき、多角的な講演会になりました。今後もこのように事前質問に答える形の講演会を考えております。







2017年1月22日(日)
会長の黒鳥が大阪(箕面市)で「世界の動物を見てみよう」と題したトーク&スライドショーを行いました。

会場:箕面市立多文化交流センター内COMO CAFE(大阪府箕面市)
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!






2017年1月21日(土)
会長の黒鳥が大阪(箕面市)で世界の動物園「World Zoo」と題したトーク&スライドショーを行いました。

会場:グリーン大ホール (箕面市立市民会館/大阪府箕面市)
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!







オランウータン・リサーチセンター2016年 活動報告

2016年12月6日(火)
Eiji-Lab.(東京都)において、
JapanGiving12月寄付月間のコネクト・フェスの一環として「ナショジオ12月号オランウータン特集を読もう!」と題したイベントを行いました。ナショナル ジオグラフィック12月号掲載されたオランウータン特集「樹上の危うい未来」を久世が監修した縁もあり、この特集の解説と、オランウータンに関する疑問・質問に久世がお答えしました。
2016年12月5日(月)〜12日(月)
ナショナル ジオグラフィック日本版サイトにおいて、
事務局長久世のインタビューが人気シリーズ「研究室に行ってみた」に全6回連載されました。 久世の研究者としての歩みや、研究の実際、オランウータンについての知見、抱えている問題など、 オランウータンとその研究についていよくわかる連載となっております。 是非ご一読下さい。
WEBナショジオ:久世インタビュー「研究室に行ってみた」
2016年12月3日(土)
東京大学にて開催の 市民ZOOネットワーク主催エンリッチメント大賞受賞記念講演会において、NPOブースに出展。活動紹介やオランウータン・グッズの販売などを行いました。
2016年11月19日(土)
〜12月9日(金)
会長の黒鳥が茨城大学農学部で『動物園学』の集中講義を行いました。

2016年11月19日(土)〜20日(日)
事務局長の久世が、SAGA19(11月19日‐20日。山口県宇部市)において、
19日(土)15時〜シンポジウム3「霊長類の”食”」にて、「オランウータンの採食」について講演しました。
また両日日本オランウータンリサーチセンターのブースを出展いたしました。
SAGA19の案内へ
2016年11月6日(日)


開催ポスター
「オランウータンってどんなヒト?秦万里子と研究者のコンサート」
当団体の初の試みとしてチャリティー・コンサートを開催しました!

第一部に30名、第二部に12名の方にご参加いただき、アットホームな雰囲気の中で行うことができました。
会場からも沢山の質問をいただき、秦万里子さんの的確な突っ込みもあって、トークショーも盛り上がりました!
最後は秦さんの即興のピアノ演奏と、オランウータンの為に秦さんが作詞作曲された名曲「私はマリコ」が歌われ、会場のみなさんがオランウータンに思いをはせて聞き入りました。
お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!

開催日:2016年11月6日(日)
 13時の部 13:00〜14:30
 17時の部 17:00〜18:30
会場:絵本塾ホール(〒160-0011 東京都新宿区若葉1-22-16 ASTYビル地階)
2016年10月15日〜27日
事務局長の久世がボルネオ島に渡航し、ダナムバレイでオランウータンの調査を行いました。
2016年10月10日(月・祝)
事務局長の久世が、第11回人類学関連学会協議会合同シンポジウムにおいて、
「オランウータンの妊娠・出産・子育て」と題した講演を行いました。
シンポジウム開催:13:00〜15:30
場所:NSG学生総合プラザSTEP(新潟市)
2016年8月13日〜29日
会長の黒鳥が、アメリカに渡航しました。8月16日〜8月19日はマディソンで開催される「オランウータン種保存委員会飼育ワークショップ2016(Orangutan SSP Husbandry Workshop 2016 in Madison)」に参加しました。
2016年8月1日〜18日
事務局長の久世がボルネオ島に渡航し、ダナムバレイでオランウータンの調査に参加してきました。

8月1日〜5日はサバ州州都コタキナバルに滞在し、サバ州野生生物局やサバ生物多様性センター、サバ州移民局、サバ大学などの役所や研究機関を訪問して、調査許可や調査査証の更新手続きを行いました。
8月6日〜16日はダナムバレイ保護区に滞在し、調査助手達とともにオランウータンの調査に参加しました。 7月から、調査地内ではオランウータンの好物のテルミナリアやジャックフルーツの果実が実っていた為、多くのオランウータンが集まっていて、10日間の滞在中、毎日オランウータンを観察することができました。 8月はじめから新しいフランジ雄も観察できるようになり、「Son(ソン)」と名付けました。Sonに関して、とても興味深い行動を観察し、ビデオを撮影することに成功しました! これについては、後日、改めて報告します。

8月16日にコタキナバルに戻り、17日は現地の日本人会で講演しました。 熱心に質問される方が多く、有意義な講演会になりました。 また、ダナムバレイ保護区内で発見されたオランウータンの頭骨をサバ大学に寄贈しました。 今後、サバ大学のコレクションの一部として、様々な研究に役立つことを期待しています。 また、この頭骨はシリコンで型をとって(型のみ)日本に持ち帰り、形態学の専門家と一緒に、死因を究明する研究もあわせて行う予定です。 久世にとっては2年弱ぶりのサバ訪問でしたが、短いながらも充実した滞在となりました。


日本人会での講演の様子


ジャックフルーツを食べるフランジ雄Son


サバ大学熱帯生物保全センター所長と寄贈したオランウータンの骨


調査助手達とダナムバレイにて


ダナムバレイ保護区を管理するサバ財団のオフィスビル

2016年8月14日(日)
理事の田島が、愛知県犬山市の日本モンキーセンターで、
「デカい顔した森の人、オランウータンの謎おしえます」と題した講演を行いました。
http://www.j-monkey.jp/event/salon/

暑い中、多くの方々がお越しくださりました。ありがとうございました。オランウータンの「群れをつくらない」「顔が大きくなる」といった特徴についてお話しました。多くの方からご質問をいただき、ご関心の高さに嬉しく感じました。いただいたご質問・ご意見は、今後の講演活動に活かして参ります。(田島)

2016年7月30日(土)
代表の黒鳥が、箕面市立多文化交流センターで、講演会を行いました。
「世界の動物の子育てと親の愛」
2016年7月15日〜18日
役員の久世が第32回日本霊長類学会(鹿児島大学)に参加しました。
2016年7月18日(月・祝)
役員の久世が、平川動物公園で飼育員さんと一緒に、オランウータン舎前で動物解説を行いました。「サルのなぜ?なに?教室」
2016年6月30日(木)
役員の久世が、中京大学で生物保全学のゲストスピーカーとして、オランウータンの保全に関する講義を行いました。

保全生物学を担当されている松原幹さんのご好意で、午前2コマで合計200名弱の受講生を対象に、オランウータンの生態や現状、現地で行われている保全活動を紹介しました。 熱心にメモをとって講義を聴いている学生さんもいました。(久世)

2016年6月19日(日)
役員の久世が、日本熱帯生態学会公開シンポジウム「変わりゆく熱帯で暮らす― 人と動物たち」 において、講演(演題「森の人オランウータンの生活」)を行いました。
2016年5月31日〜6月6日
役員の金森が、ボルネオ島に渡航。


オランウータン・リサーチセンター

E-mail:
 info(a)orangutan-research.jp
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