日本オランウータンリサーチセンター

ダナムバレイレポート2018年10月

ダナムバレイレポート〜2018年10月(金森)

2018年10月
副代表の金森がダナムバレイ(ボルネオ島)で調査研究活動を行いました。

2018年10月25日

ただいま、ダナムバレイにて調査中です。

 

 

毎月、月末にネストセンサスと果実センサスを行っています。
ネスト(巣)センサスとは、オランウータンの巣の数を数えて
その月ごとのオランウータンの密度を推定する調査方法です。

 

 

果実センサスとは、森にどのくらい果実が結実しているのかを
トレイルに落ちている果実の数から推定する調査方法です。

 

 

この二つを同時に行って、オランウータンの密度と果実の関係を調べています。

 

今月は、驚くほど果実が少なく、その影響か、オランウータンの巣の数も
極端に少なかったです。実際、観察したオランウータンは樹皮ばかり食べていました。
このシーズンは、いつも果実が少ないので、オランウータンにとっては厳しい季節になります。
この季節は来年の3月頃まで続きます。

 

2018年10月27日

 

今回も、無事に調査を終えることができました。

 


↑今回の調査を終え、アシスタントと。開放感いっぱいの笑顔です(笑)

 

今回は、私が調査地を去る日と、アシスタントたちが休暇のため
村に帰る日が重なり、一緒に街に降りてきました。

 


↑ダナムバレイからの帰路。ボルネオゾウの群れに遭遇!

 

森を出る途中で、ゾウに遭遇しました!ゾウは1-2年に一度くらいの頻度で見かけることができます。

 

いつもアシスタントと別れるときは、がっしりと力強い握手をして、
また帰ってくる約束を交わし、お互いの姿が見えなくなるまで手を振ります。
しかし、今回は皆、家に帰れる嬉しさで、私のことは適当な扱いです(笑)。

 

挨拶もそこそこに、そそくさと嬉しそうに街に散らばっていきました。
調査小屋のある場所と、アシスタントの家がある村は、車で片道3時間以上かかります。
そのために、アシスタントたちは、単身赴任のように、3週間の間、小屋に泊まりつつ働きます。
そして、月末の1週間は休暇をとって、それぞれの家族の元に帰るのです。
当然、うれしいですよね。それぞれ、いい休暇を過ごしてほしいです。

 

(金森)

 

 

皆さんのご支援のおかげで、野生オランウータンの調査を継続することができています。ありがとうございます!

 

今後ともご支援のほど、よろしくお願い致します!


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