おらけんとは

おらけんとは

おらけん の設立までの経緯とミッション

私たちNPO法人「日本オランウータン・リサーチセンター」通称『おらけん』は、オランウータンの元ベテラン飼育員と研究者らが中心となって2016年に設立された団体です。団体設立のルーツは、2004年当時、大学院生だったNPOの理事らがマレーシアのダナムバレイ森林保護区で野生オランウータン調査地の起点を立ち上げたことです。

その後、情報共有のために研究者と飼育員とが交流を重ね、危機的な状況にある海外の野生個体や国内の飼育個体のために「今すぐに何かやりたい」と合意したのがきっかけで活動が始まりました。その輪が次第に広がり、オランウータンに関する専門家たちとオランウータンのために何かしたい人たちによる活動の場をつくりました。

このNPOでは、以下の4つのアプローチで、多くの方にオランウータンの魅力や最新状況を周知するための普及活動を行っています。

おらけん の設立までの経緯とミッションの画像

団体概要

団体名 特定非営利活動法人 日本オランウータン・リサーチセンター
Japan Orangutan Research Center(JORC)
略称 おらけん(オランウータンを研究する=おらけん)
代表者氏名 黒鳥 英俊
設立 2019年6月7日
所在地 東京都杉並区永福4-5-1-2A チアキデンタルクリニック内
定款 定款

沿革

  • 2004年

    ダナムバレイ森林保護地区にて、オランウータン調査ちを立ち上げ

  • 2016年

    任意団体「日本オランウータン・リサーチセンター」発足

  • 2016~2018年

    研究活動と同時に、クラウド・ファンディング、講演活動などを実施

  • 2019年

    特定非営利活動法人日本オランウータン・リサーチセンター設立

代表メッセージ

代表理事 黒鳥 英俊

ご訪問ありがとうございます。2016年に任意団体としてスタートした日本オランウータン・リサーチセンターは、その後の関係各位のご尽力により、2019年6月7日に特定非営利活動法人に承認されました。
ご協力いただきました皆様にあらためて感謝申し上げます。私たちは引き続き森林破壊などで絶滅危惧種となっているオランウータンの実情や、彼らの能力や魅力を伝えることで、オランウータンへの関心と理解を広め、彼らの未来を守ることを目指しています。私たちとオランウータンの事を知って、考えて、支えていきませんか?

代表プロフィール

北海道出身。茨城大学 農学部畜産学科 卒業。千葉大学大学院に進み、1978年より東京都恩賜上野動物園 飼育課に勤務。上野動物園や多摩動物公園でゴリラ、オランウータン、チンパンジーなどを担当、大型類人猿のカリスマ飼育員として活躍。2007年より、NPOボルネオ保全トラストジャパンの理事として、野生動物の保全活動を行う。2010年より上野動物園で学芸員として教育普及や広報の仕事を担当、同年に京都大学 野生動物研究センターで動物園のオランウータンの研究を開始。2015年に37年間勤めていた動物園を退職。2016年より京都大学 霊長類研究所 共同研究員として研究を継続。同年より、日本オランウータン・リサーチセンターの代表を務め、現在も多方面に渡って類人猿の保護、啓蒙活動を行うほか、専門学校や大学で講師として勤務する。

著作

理事

副代表理事 金森 朝子

富山県出身。東京工業大学大学院 生命理工学研究科 博士(理学)取得。京都大学霊長類研究所 生態保全分野・非常勤研究員として所属、2021年に退職。2004年より、マレーシア・ダナムバレイ森林保護区にて野生オランウータンの調査を開始、現在も活動中。

著作

(フィールドの生物学シリーズ第11巻)野生のオランウータンを追いかけて-マレーシアに生きる世界最大の樹上生活者-」(2013)

副代表 金森 朝子
理事 田島 知之

東京都出身。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了、博士(理学)。
京都大学宇宙総合学研究ユニット特定助教や日本学術振興会海外特別研究員を経て、現在は大阪大学COデザインセンター特任講師。
2009年にマレーシア・サバ州でオランウータンの研究を開始、セピロク・オランウータンリハビリテーションセンターとダナムバレイ森林保護区で研究中。
日本国内の動物園でも研究やアウトリーチ活動をおこなっている。

著作

はじめてのフィールドワーク①アジア・アフリカの哺乳類(2016)

理事 田島 知之
理事&事務局長 中村 千晶

東京都出身。日本歯科大学卒、歯科医師。日本歯科大学付属病院 口腔外科等勤務を経て、チアキデンタルクリニック開業。現在は、同クリニック院長として歯科診療の傍ら、2018年より日本歯科大学 生命歯学部病理学講座 客員講師として比較病理学の研究中。ヒトの医療とのコラボレーションで、動物園で飼育されているオランウータンの健康長寿に役立ちたいという思いで活動している。

理事&事務局長 中村 千晶
理事 蔦谷 匠

東京都出身。東京大学大学院 新領域創成科学研究科 博士(生命科学)取得。京都大学大学院 理学研究科の日本学術振興会 特別研究員や海洋研究開発機構(JAMSTEC)のYoung Research Fellowを経て、総合研究大学院大学 先導科学研究科に所属。2015年より、マレーシア・ダナムバレイ森林保護区にて野生オランウータンの調査を開始、現在も活動中。

理事 蔦谷 匠
理事 久世 濃子

東京都出身。
東京工業大学大学院 生命理工学研究科 博士(理学)取得。 京都大学理学研究科や京都大学野生動物研究センター、国立科学博物館等の業務に従事。2020年より一般社団法人海外環境協力センターにて環境コンサルタントの業務に従事。 2005年~2020年にマレーシア・ダナムバレイ保護区にて野生オランウータンの調査を行っていた。

著作

オランウータンってどんなヒト?(2013)

オランウータン 森の哲人は子育ての達人(2018)

オランウータンに会いたい(2020)

理事 久世 濃子
理事 川嶋 加奈子

2011年名古屋の東山動植物園でスマトラオランウータンに出会い、オランウータンの魅力を知る。本業の一般営業職の傍ら、スマトラオランウータンの生息地を訪問したり、現地NGOを訪問したりして、スマトラオランウータンの現状を知る個人活動を続けており、2016年からはおらけんの運営に会計・事務スタッフとして関わる。個人ブログで動物園のオランウータンの事や、スマトラの現地情報を発信。

理事 川嶋 加奈子
  • 監査 清水美香

    兵庫県出身。麻布大学獣医学部環境畜産学科卒。2005年より多摩動物公園勤務。 一般昆虫、マレーグマ、シフゾウ、ハクビシンなどの飼育を経て、オランウータン、シロテテナガザル、チンパンジーなどの類人猿を担当。2019年退職。

スタッフ

  • 那須 優美広報、動物園

  • 内藤 功輝広報、動物園

  • 鴻巣 友也インドネシア担当

  • 辻本 和巳動物園

民間助成金 受入実績

  • 地球環境基金
  • 経団連自然保護基金
  • 東京ズーネット
  • 公益財団法人イオン環境財団
  • 公益信託 地球環境日本基金
  • 公益信託 大成建設自然・歴史環境基金
  • オランウータンについて
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  • オランウータンの保全
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  • おらけんの研究実績
    おらけんの研究実績