おらけん田島のアメリカ・オランウータン探訪記
番外編 ニューヨーク州ブロンクス動物園
アメリカでオランウータンのいる動物園をめぐった中で、オランウータンはいないものの、一度行ってみたかったニューヨークのブロンクス動物園へ行きました。
ここは世界最大級の動物園で650種もの動物が展示されています。
19世紀に作られた動物園で、野生生物保護協会(WCS)が運営しています。
動物の飼育展示だけでなく、野生下の調査研究や保全活動も行うことで有名です。
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アクセスまで
マンハッタンから地下鉄ですぐの場所にあるのですが、この地下鉄が遅れること、遅れること。
私の買ったチケットは11時までに入園しないと無効になってしまうようで、ギリギリになって焦りました。
周囲のブロンクス地区は治安があまり良くないことで知られ、少し恐々と歩きました。
入園料は39.95ドル、当時のレートで約5600円!さすがに高いです。
しかしなぜか水曜日だけは10ドルほどで入園できました。
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歴史的建造物とサイ
古くて重厚な門をくぐって園内に入ると、歴史を感じさせる建物がありました。
中ではサイが2頭寝そべっており、古風なレンガ風の天井が不思議な雰囲気を出していました。
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マダガスカル
マダガスカルのキツネザルエリアも印象的でした。
よく見ると背景はイラストで描かれていて、
キツネザルの天敵である肉食動物のフォッサも見ることができました。
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別のエリアでは草原を群れで闊歩するゲラダ(ゲラダヒヒ)たちを見ることできます。
ここではメスの色彩とホルモンの関係について研究がされているようです。
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特に有名なコンゴのゴリラの森(Congo Gorilla Forest)の展示は素晴らしかったです。
草木が茂って奥が見えづらい森の奥からオカピがぬっと姿を現した瞬間は印象的で、初めて森でオランウータンを見たときの記憶がフラッシュバックしました。
フィールド体験の再現装置としてよくできているなぁと溜息をつきました。
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オスのゴリラのにらみ合い
大学院の同僚が映像でシルバーバック2頭の攻防を見せてくれたことを思い出しました。
それが目の前で見られるなんて、と興奮しました。
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マンドリルの遊動
こちらも大学院時代に見せてもらった野生のマンドリルの映像を思い出して感動していました。
この展示場は日替わりで別の霊長類が入っているようです。
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さすがブロンクス動物園は広く、1日で全てをじっくり見るのは不可能でした。
この日は時間がなくなってしまったので、急いで動物園を後にしました。
歴史と先端を感じる動物園、みなさんもぜひ一度足を運んでみてください!
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